No.

学部系統 

大  学 

講師名 

8

家政学

秋田大学

池本 敦

講義題

食生活の欧米化と健康:脂質栄養の基本と地域食資源の有効活用

我が国では、かつての伝統的和食から欧米型の食生活に変化したことで、様々な生活習慣病が増加しています。その背景には、食用油脂をはじめとした脂質の過剰摂取が挙げられます。本講義では、食生活や生活習慣病に関する現状を押さえた上で、脂質に関する栄養学的な考え方と食生活改善のポイントについて講義します。また、秋田の食資源を活用した健康食品の開発について、私たちが取り組んでいる事例に紹介し、食資源の有効活用と地域活性化について考察したいと思います。

No.

学部系統 

大  学 

講師名 

9

芸術

秋田公立美術大学

島屋 純晴

講義題

アートの現在形/職業としてのアート・デザイン

 作品制作の情熱と美術作家(デザイナー、工芸作家等を含む)としての社会的責任について言及し、改めて【美術】(デザイン、工芸等を含む世界)という言葉の概念を検証する。小学校、中学校、高等学校の美術科目、あるいは一般的美術では絵画【油絵、日本画】、彫刻、工芸、デザイン、イラストレーション、写真等、技法・素材等によって分類されている。また日本の多くの芸術・美術大学でも同様の素材、技法、カテゴリーによる分類されるが、現実のアートマーケット、デザイン現場ではどのような現象がおこり、現実はどのようになっているのかを知ることを中心に講義する。


No.

学部系統 

大  学 

講師名 

10

芸術

秋田大学

橋 保子

講義題

国歌《君が代》制定の背景〜五つの「君が代」〜

 入学式や卒業式など式典で歌われる《君が代》は、明治維新後の1880(明治13)年に曲が付けられ、以後は法律で定められることがなくても国歌として扱われるようになりました。近年、教育現場での《君が代》の扱いについては一部議論になることも多いのですが、1999(平成11)年には「国旗及び国歌に関する法律」が成立し、正式に国歌として制定されました。今回の講義では、明治期の《君が代》が制定されるまでの背景に焦点を当て、制定の経緯を探るとともに、現在歌われている《君が代》以外の「君が代」の存在を紹介し、国歌《君が代》について考える契機となればと思います。

No.

学部系統 

大  学 

講師名 

11

体育

高知大学

矢野 宏光

講義題

「スポーツ心理学の理論と実践」

1.スポーツ心理学の基礎知識  1)心理学という学問とは?  2)スポーツ心理学とは?  3)競技力を高めるために求められるものとは? 
2.スポーツ心理学の理論  1)イメージを用いたトレーニング方法  a)メンタルリハーサル   b)スプリントアシステッドトレーニング  2)覚醒水準とパフォーマンスの関係  3)セルフイメージと自己効力感 3.スポーツ心理学の実践  1)トップアスリートのメンタルテクニック  2)指導におけるポイント 
4.まとめと補足  1)まとめ  2)スポーツ心理学の学ぶために  3)資格と免許

No.

学部系統 

大  学 

講師名 

12

理学

秋田県立大学

岡野 桂樹

講義題

バイオテクノロジー:生物の機能を学び、応用に活かす

 バイオテクノロジーはきわめて幅広い学問です。すべての生物から我々はたぶん多くのことを学ぶことができるはずです。実際の講義では、さまざまな生物の研究が多彩な応用研究の源になることを理解していただくため、最初の30分は秋田県立大学生物資源科学部応用生物科学科で行われているいろいろな研究を簡単に紹介します。その後、10分ほどマリンバイオテクノロジー、すなわち海洋生物の地味な研究が大きな応用研究に結びついたクラゲのGFPの研究の例を紹介します。最後に20分ほど使って、岡野が研究しているフジツボ幼生の接着剤のお話をする予定です。この講義の中で生物を研究し、応用に活かしていくことがいかにおもしろい研究分野であるかを説明できればうれしいです。

No.

学部系統 

大  学 

講師名 

13

理学

JAXA宇宙航空研究開発機構

阿部 琢美

講義題

オーロラと地球の大気

 極北の空を彩るオーロラ。この神秘的な発光現象は地球大気の一番外側の超高層大気と呼ばれる空間で起きているものですが、様々な特殊条件が重なった結果として、人間の目に見えているものです。超高層大気領域は人工衛星や宇宙ステーションが飛んでいる地上から数百kmの高さの空間で人類の宇宙への進出の最前線ですが、プラズマや電磁場が存在する特殊な空間で、それらの条件がオーロラの存在と結びついています。この講義では、オーロラが発生するしくみ、なぜいろんな色で発光するのか、地上でオーロラをつくることは出来るか、について高校生にわかりやすいように紹介を行います。

No.

学部系統 

大  学 

講師名 

14

工学

群馬大学

宝田 恭之

講義題

脱温暖化と楽しい未来社会の構築

 人類が大量に化石資源を消費し始めたのは産業革命後であり、19、20世紀になってその消費は急速に増大した。その結果、二酸化炭素の排出量が膨大となり、温室効果による地球温暖化現象が懸念されるようになった。本講義では、以下の点について述べ、地球温暖化問題の本質と社会構造および産業構造の抜本的転換の必要性、更には未来型のライフスタイルについて考える。○エネルギー消費の現状、○将来のエネルギー源、 ○地球温暖化現象、○アジア地域のエネルギー展望、○先進国と途上国、○クリーンエネルギー開発、○高効率エネルギー利用技術、○日常生活とエネルギー、○ライフスタイルの変革

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